【ボクシング】ジェイク・ポールvsデイビス身長差20cm体重差30キロ
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本日もボクシングニュースをお届けします。
11月15日(土・日本時間16日)、米・マイアミにてWBA世界ライト級王者ガーボンタ・デービス(米=30)とジェイク・ポール(米=28)のエキシビションマッチが行われる。本日、その試合の詳細なルールを海外メディア『ESPN』が報じ、会見ではデービスとポールがフェイスオフを行った。 【フォト&動画】この20cm差フェイスオフ!全身写真、ジェイクの驚異の背筋も ESPNの記事によると、試合は10ラウンド制のエキシビションマッチで、1ラウンド3分、体重上限195ポンド(88.45kg)で行われるとのこと。また、試合当日は12オンスのグローブを着用することも明記されていた。 デービスは現在ライト級(61.23kg)、ポールはクルーザー級(90.72kg)を主戦場として戦っている。ポールにとっては本来よりやや軽い体重となるが、デービスにとっては相当不利な体重差となるだろう。 この試合はエキシビションのため、結果が両者のプロ戦績に影響を与えることはないが、リングサイドの審判3人が採点する予定となっている。また、試合会場は当初アトランタが予定されていたが、マイアミ・カセヤセンターに変更となった。 本日ニューヨークで行われた会見にはデービスとポールの両者が出席し、記者からの質問にも答えるなど順調に進行した。会見の最後にはフェイスオフが行われ、ポールがデービスを見下ろす場面があり、両者の身長差は20cmに及んだ。ポールが足を広げてファイティングポーズを構える一方で、デービスはポケットに手を突っ込み冷静な様子を見せた。互いにちょっかいを出す場面もあったが、最後には握手を交わし会見を終えた。 ポールは会見後、自身のインスタグラムを更新。フェイスオフの動画と共に「子供と日だ」と、デービスとの身長差を揶揄するコメントを投稿した。 この投稿に対しファンからは「身長差がありすぎて危ない」「ポールは自分と同じサイズ、年齢の選手と戦うべきだ」「デービスの目は闘志に満ち溢れている」など、賛否両論の声が寄せられていた。 試合まで1か月以上あるが、体重・身長ともに不利なデービスがどのようにポールを攻略するのか。試合当日までの両者に注目したい。
常識を超えた7階級差
仰天ニュースが飛び込んできた。ユーチューバーボクサー、ジェイク・ポール(米)とWBA世界ライト級王者ジェルボンテ“タンク”デイビス(米)がグローブを交えることになった。試合は11月14日、米国ジョージア州アトランタのステートファーム・アリーナで開催される。20日(日本時間21日)「ザ・リング」のホームページが第一報を発信し、他のメディアも続報を流した。
このカードに違和感があるのはマイク・タイソンとヘビー級でも対戦しているポールが200ポンド(90.7キロ)リミットのクルーザー級選手であるのに対し、デービスは140ポンド(63.5キロ)が上限のスーパーライト級まで制した実績があるものの、135ポンド(61.2キロ)リミットのライト級を主戦場にしていることである。階級では何と7階級もポールは上で、単純に体重差は30キロ近くに達する。普通なら許可されるべきカードではないだろう。
いったいなぜ、こんな無理が通ってしまうのか? それはビッグマネー(収益)をもたらすからと言ってしまえばそれまでだが、主役の一人ポールがボクシングに巻き起こしている旋風というか変動によるものが大きい。それをどう捉えるかは識者にしろファンにしろ、個人によって差があるが…。
公式試合になる可能性も
イベントを主催するのはポールが運営するMVP(モースト・バリアブル・プロモーションズ)。昨年のポールvs.タイソン、来月ラスベガスでゴングが鳴るサウル“カネロ”アルバレスvs.テレンス・クロフォードのスーパーミドル級4団体統一戦と同じく動画配信サービスの「ネットフリックス」が世界中に配信する。
2人の体重差、体格差が半端ではないため、今のところエキシビションマッチで行われると伝えられるが、MVPの共同創立者ナキサ・バイダリアン氏によると今後の交渉で「ノックアウトあるいは判定決着になるかもしれない」ということで、「公式試合」に昇格する可能性もあるという。果たして両者のウエート設定はどのくらいに落ち着くのか?
ちなみにポールの兄で同じくユーチューバーボクサーのローガン・ポールが2021年6月、フロイド・メイウェザー(米)と8回戦のエキシビションマッチを行った時は、メイウェザーがスーパーウェルター級リミット1ポンド超の155ポンド(70.3キロ)に対し、ローガンは189.5ポンド(85.9キロ)を計測した。単純に今回はその2倍の体重差になる計算。どうやって公式試合を成立させる所存なのだろう。
リマッチが消滅したデービス
それでもこの常識破りの一戦は今年初頭から交渉が進展していたという。ところがデービス(30勝28KO無敗1分=30歳)が3月ニューヨークでWBA世界スーパーフェザー級王者ラーモント・ローチJr(米)と行った防衛戦で大苦戦。辛うじてドローでベルトを守ったが、ダイレクトリマッチが既定路線だった。しかし8月に開催という線はなくなり、ひとまず消滅。最近のニュースでローチはWBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソン(米)にターゲットを絞り、挑戦をプッシュしている。
一方、最新戦で元世界王者の二世ボクサー、フリオ・セサール・チャベスJr(メキシコ)に大差の判定勝ちを飾ったポールはWBAクルーザー級14位にランキングされる厚遇。次戦は元ヘビー級3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(英)戦が有力だと噂された。しかし交渉は成立せず、同様にローチ戦が流れたデービスが相手として再浮上。電撃発表となった。
デービスは見納めか?
試合がネットフリックスで中継されると聞いただけで、高視聴件数が見込まれ、2人には超リッチなファイトマネーが転がり込むと推測される。タイソン戦で約60億円稼いだといわれるポール。アグレッシブなハードパンチャー、タンク・デービスを相手にどれだけゲットできるかわからないが、デービスは23年4月に行ったライアン・ガルシア(米)戦で得た約42億円を超える収入が期待できるのではないか。
とはいえ、ボクシング界から見ると「今年で現役引退」もほのめかしているデービスは、わがまま過ぎると言わざるを得ない。ローチ戦をスルーし、WBAの指名挑戦者フロイド・スコフィールド(米)を無視。今後ファンが待望するスティーブンソンとのメガファイトも望み薄と背信行為のオンパレードだ。どんなルールにしろポール戦を実現させてグローブを吊るす目論見があるのかもしれない。デービスが2人の子供の母親である女性に暴力をふるって逮捕された件は訴訟が取り下げられた。ポール戦実現の呼び水となったようにも感じられる。
ポールとネットフリックスのフュージョン。タンク・デービスがそこに生きる道を発見した。賢いのか罪深いのか。ボクシングは違うスポーツに姿を変えるのかもしれない。
【Yahoo Newsより】
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