2025.12.16
【ボクシング】井上尚弥vsアラン・ピカソ
世界スーパーバンタム級4団体王座統一戦
12/27にサウジアラビアで行われる井上尚弥vsアラン・ピカソの世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ
果たして軍配はどちらに!?
井上尚弥に挑むアラン・ピカソ 母国の名伯楽が断言「勝ち目はない。最初のパンチで確実に倒される」
名伯楽もモンスターの圧勝を予想した。世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は27日にサウジアラビア・リヤドでWBC同級2位アラン・ピカソ(メキシコ)との防衛戦に臨む。
中南米スポーツメディア「BOLAVIP」は「ナチョ・ベリスタインが井上尚弥vsピカソについて断言『彼は壊されるだろう』」と題する記事を掲載。メキシコの名トレーナーとして知られるイグナシオ・ナチョ・ベリスタイン氏の見解を伝えた。
ベリスタイン氏は「その試合が実現しないことを神に祈るよ。だって、彼(ピカソ)は壊されると思うからね。あの少年はプロモーターが作り上げた産物で、彼らが育て上げたんだ。でも、あの少年には何もできない。井上のような怪物みたいなファイターと対戦すれば、危険にさらされるだけで勝ち目はない。彼(井上)のパンチ力は非常に危険だ。最初のパンチで(ピカソは)確実に倒されるだろう」と試合を展望した。
その上で、同記事は「まだ25歳のピカソは32勝0敗1分けの輝かしい戦績を誇り、そのうち25勝はKO勝利だ。しかし実のところ、彼の対戦相手はトップクラスではなかった。一方、井上は確固たる地位を築いた王者であり、パウンド・フォー・パウンドで屈指のファイターとして実力を証明する準備を整えている」と記している。【東スポWEB】
【ボクシング】井上尚弥、27日サウジ・ピカソ戦成功させて…あるぞ年一リヤド開催 6年ぶり実戦練習公開「今回はKO決着」
プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32)=大橋=が13日、横浜市の大橋ジムで練習を公開。WBC2位のアラン・ピカソ(25)=メキシコ=の挑戦を受ける4団体王座防衛戦(27日、サウジアラビア・リヤド)をメインイベントとする興行が成功に終われば、今後リヤドで定期的に試合をする可能性が浮上した。
今年4試合目となるサウジ決戦まで2週間。尚弥は異例のハイペースで試合を重ねてきたが、好調ぶりをアピールした。
「精神的にも肉体的にもすごく仕上がっていて、(試合が)待ち遠しい」
弟でWBC世界バンタム級王者の井上拓真とのマスボクシング(軽めのスパーリング)を1ラウンド披露し、ハイレベルな攻防を見せた。最近の公開練習では手の内を隠すのが一般的だが、余裕の表れなのか尚弥の提案で2019年9月以来、約6年ぶりに実戦練習を公開した。
近年ボクシングの中心地となっているサウジアラビアでの同国政府主催の歴史的な興行。日本選手6人が参戦するビッグイベントでメインイベンターを務める。「すごくレベルの高い技術を見せられる。世界にしっかりとアピールできるんじゃないかな」と意気込んだ。大橋ジムの大橋秀行会長(60)は「毎年1回行われる可能性もある」と話し、今回の興行が成功すれば、尚弥がサウジアラビアで定期的に試合をする可能性が出てくるとした。
来年5月に東京ドームで挑戦を受ける予定のWBA、WBC、WBO1位の中谷潤人(27)=M・T=と初めて同じ興行に出場する。尚弥は「試合の内容で『どっちが強い』『どっちが勝つ』、そういう見方をしてもらえたらすごく盛り上がる」と比較されることを歓迎した。
練習を公開した井上尚弥=横浜大橋ジム(撮影・塩浦孝明)
6度目の4団体王座同時防衛に成功すれば自身の持つ男子史上最多記録を更新。世界戦27連勝となればジョー・ルイスとフロイド・メイウェザー(ともに米国)と並んでいる世界戦連勝記録で単独トップに躍り出る。〝モンスター〟は「どんな展開にしろ最後はフィニッシュ。しっかりと今回はKO決着したい」とKO勝利で世界にアピールすると宣言した。(尾﨑陽介)
尚弥は今回の試合で、来年1月に一般発売されるミズノのボクシングシューズ「WAVE MONSTER(ウエーブモンスター)」を着用する。約3年をかけて共同開発し、昨年5月のルイス・ネリ(メキシコ)戦から着用。今回は色が新しくなり、後ろの部分にピンクゴールドが使われている。シューズに合わせて今月上旬に髪の毛を薄ピンクに染めたが、「寿命2日」とこの日は脱色してほぼ金髪。「いい色に染まれば」と直前に染め直して決戦に臨む予定だ。【サンスポ】