名伯楽もモンスターの圧勝を予想した。世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は27日にサウジアラビア・リヤドでWBC同級2位アラン・ピカソ(メキシコ)との防衛戦に臨む。

中南米スポーツメディア「BOLAVIP」は「ナチョ・ベリスタインが井上尚弥vsピカソについて断言『彼は壊されるだろう』」と題する記事を掲載。メキシコの名トレーナーとして知られるイグナシオ・ナチョ・ベリスタイン氏の見解を伝えた。

ベリスタイン氏は「その試合が実現しないことを神に祈るよ。だって、彼(ピカソ)は壊されると思うからね。あの少年はプロモーターが作り上げた産物で、彼らが育て上げたんだ。でも、あの少年には何もできない。井上のような怪物みたいなファイターと対戦すれば、危険にさらされるだけで勝ち目はない。彼(井上)のパンチ力は非常に危険だ。最初のパンチで(ピカソは)確実に倒されるだろう」と試合を展望した。

その上で、同記事は「まだ25歳のピカソは32勝0敗1分けの輝かしい戦績を誇り、そのうち25勝はKO勝利だ。しかし実のところ、彼の対戦相手はトップクラスではなかった。一方、井上は確固たる地位を築いた王者であり、パウンド・フォー・パウンドで屈指のファイターとして実力を証明する準備を整えている」と記している。【東スポWEB】