【ボクシング】那須川天心、ボクシングでも「せかいいち」11・24井上拓真とのWBC世界王座決定戦「負ける要素は一つもない」
【ボクシング】那須川天心、ボクシングでも「せかいいち」11・24井上拓真とのWBC世界王座決定戦「負ける要素は一つもない」
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本日もボクシングニュースをお届けします。
プロボクシングWBC、WBA、WBO世界バンタム級1位の那須川天心(27)=帝拳=がサンケイスポーツの単独インタビューに応じた。11月24日にWBC世界同級2位の井上拓真(29)=大橋=と闘うWBC世界同級王座決定戦(トヨタアリーナ東京)への意気込みを語り、能の動きを参考にするなど新たな取り組みを明かした。(取材構成・尾﨑陽介、八木拓郎) --プロボクシング8戦目で初の世界戦 「あっという間だなとも思うけど、ジムがゴーサインを出してくれたんで、なんの迷いもなくすぐに受け入れました」 --井上拓真に勝っていると思うところは 「覚悟じゃないですかね。そこはもう負ける要素は一つもないかな」 --古典芸能の能にハマっているとか 【注】約2カ月前、大阪で開催していた能の展覧会が気になり入場すると「格闘技とリンクすることがいっぱいあるなと思った」。その後、世阿弥が記した能の理論書『風姿花伝』も読破。 「取り入れるといいますか、自然にそうなっていく。ボクシングとか格闘技はリズムを作るというのが普通だとは思うんですけど、逆にそのリズムを作らないというのを今はすごく意識していますね。リズムがあるから反応できるんですけど、リズムがないからこそ反応できないっていうところを意識していまして」 --なるべくリズムをなくしてスムーズに、つなぎ目がないイメージ 「そうです。能や狂言って、リズムがないんですよ。ずっと水の上を歩くといいますか。上下もしないし、スーという動きなので、そういうのは通ずるなと思いました」 --今回の試合のテーマは「せかいいち」 【注】那須川は自身のSNSで「世界一」を必ず「せかいいち」と平仮名で表記する。 「そうですね。『せかいいち』というワードが自分の中ではすごくあって。今までいろんな世界一は取ってきましたけど(注③)、ボクシングって認められている競技じゃないですか。誰が見ても世界一というベルトがもらえるので、(今までと)違いますね」 【注】キックボクサー時代にISKAオリエンタルルール世界バンタム級王座、RISE世界フェザー級王座、ISKAフリースタイルルール世界同級王座などを獲得した。
--WBC王座を獲得すれば、バンタム級の統一を目指すのか
「まずは統一しないと意味はないと思いますね。日本人がこんなにバンタム級で盛り上がっているのに、ただ1個取ってすぐに(階級を)上げるっておかしいと思うので。しっかりと面白いことをたくさんします」
--バンタム級で4団体統一する前に階級を上げる選択肢もあるが
「そこはいろいろなときを見てだと思います。迷ったら面白い方向に常に行くので、お楽しみにっていうぐらいですかね」
--井上尚弥vsムロジョン・アフマダリエフを見て感じたことは
「本当にすごい選手ってなんでもできるんだなと思いましたね。倒すだけがボクシングじゃないというのは、そもそもみんな分かると思うんで。本当に美しいボクシングをしていたなと思います」
--井上尚弥vs中谷潤人が来年5月に東京ドーム開催で計画されている。その勝者に挑戦したいという思いは
「今はないですね、別に。まだ僕がそこにいないので。現実を僕は見ていろんな物事を言っている。そのときが来れば自然にそういう流れになるのかなとは思いますけど」
■那須川 天心(なすかわ・てんしん)
1998(平成10)年8月18日生まれ、27歳。千葉・松戸市出身。15歳の2014年にキックボクサーとしてプロデビュー。16年にはRIZINで総合格闘技デビューした。18年6月にRISE世界フェザー級王座を獲得。22年6月に武尊に判定勝ちし、プロボクシングへ転向。24年10月にWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座を獲得。ボクシングのプロ戦績は7戦7勝(2KO)。左ボクサーファイター。165センチ。
【Yahoo Newsより】
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